今回は「プログラミング教育」についてお話したいと思います。
少し長くなるので、2回に分けてお送りします。
2020年から小学校から始まっているプログラミング教育。何か最近よく耳にするし、学校でタブレットを使ってるし、そろそろうちの子も考えなきゃ!と思っていらっしゃる保護者も多いのではないでしょうか?
よく聞く声は
「これからパソコンは使いこなさなきゃいけないのは分かってるけど、なにをどうすればいいの?」
とか
「プログラミングできなきゃいけないの?」
などです。
さまざまな疑問がある中で、意外と誤解されているのが「プログラミング教育」です。
「プログラミング教育=プログラミングを教えるってことでしょ?」と思われがちですが実はそこには誤解があるんですね。果たしてその誤解とは!?
①プログラミングを学ぶことを目的としているわけではない
学習指導要領という文科省が定めるカリキュラムの基準があります。
小学校が2020年4月、中学校が2021年4月、高校が2022年に改訂されています。その改訂の中に「プログラミング教育」が新しく導入されているのです。
しかし、小学校のプログラミング教育は『(中略~)「プログラミング的思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない。』(文部科学省HP参照)と定義されています。
つまり、「プログラミング的思考」を育む、ことであり、プログラミングを学ぶことを目的としているわけではないんですね。
え?どういうこと?プログラミング的思考って・・・
まわりくどくしないで、プログラミングを通じて学べばいいじゃん。。。って思ってしまいますよね。
車を運転せずに運転する方法を教えるみたいなものですよね。その方が難しいように思えます。
でもそうせざるをえない理由があるんです。これは私の見解ですが下記のとおりです。
教える側の知識や技能が追いついていない
教える学校の先生は大変です。英語も必修化だったり日々忙しいのにさらにプログラミングの知識技能を習得することは時間が掛かります。
また、学校やクラスごとの進度は一様ではないようです。GIGAスクール構想によって貸与された一人一台のタブレットの使用頻度も様々なようです。
多岐にわたるプログラミング言語
プログラミング言語はたくさん種類がありますが、時代や目的によって「プログラム言語」が異なります。ひとつの言語だけ特化できない状況にあります。
また、学校によって採用する言語が異なる可能性がありますし、過度な競争が始まりかねません。
児童が取り扱うにはレベルが高すぎる?
「プログラミング」と聞くと「難しい」イメージがあります。言語によっては私はそんなことないと思いますが、先生や親が今まで授業で習ったことがない場合が多いと思われるので、その「難しい」イメージは増幅されてしまうのではないかと思います。
いかがでしたでしょうか。
「プログラミング教育」は、プログラミングを学ぶことを目的としているわけではないんですね。
「プログラミング教育」ってなに?①のまとめ
次回は、2つ目の誤解をお伝えできればと思っております。
当スクールではロボットを使って「プログラミング」そのものを学びますので、当然「プログラミング的思考」に繋がる学びとなります。
今年の夏に「サマースクール」も計画しています(詳細未定)。
ご興味ある方は是非!体験教室に足を運んでくださいね!
それでは、次回のブログをお楽しみに。